
『入園・入学準備の名前付けは、お名前シールと手書きどちらがいいですか?』
このような質問をよくいただきます。
先に結論をお伝えすると、お名前シールが適しているケースと手書きが適しているケースのそれぞれがありますので、上手く使い分けをしていくのがおすすめです。
本記事ではお名前シールと手書きのメリットをそれぞれ紹介していきますので、これから入園・入学準備で名前付けをする予定のあるママは参考にしてみてくださいね。
お名前シールの種類と用途について
まずお名前シールには複数の種類があり、それぞれ用途が違います。
お名前シールの種類は大きく分けて5つ。
- 防水用
- 洋服タグ用
- アイロン用
- 算数セット用
- フロッキーネーム
お名前シールは兼用で使えるシールもあれば、別の物に使うとすぐに剥がれてしまうシールもありますので、お名前シールを選ぶ前にそれぞれの用途と特徴を知っておきましょう。
お名前シール①防水用
まずは一番メジャーな防水用のお名前シールから紹介していきましょう。
防水用のお名前シールは、コップやお弁当箱・お箸・スプーン・歯ブラシ・水筒など、水洗いする持ち物への名前付けに使います。
防水タイプのお名前シールは、普通のお名前シールとしてお絵かき帳やクレヨンなどの文房具類にも使うことができるので1つあると便利です。
ただし、防水といっても衣類には使えないことが多いので、衣類用は別で購入する必要があります。
防水用のお名前シールは電子レンジや食洗器対応で売られているものがほとんとですが、購入の際は念のためどちらも問題ないかチェックしてから買うようにしましょう。
お名前シール②洋服タグ用
次に活躍の場が多いお名前シールは洋服タグ用です。
洋服タグ用のお名前シールは名前の通り洋服のタグの部分に付けるタイプで、アイロンは使わず手でギュッと抑えて貼りつけていきます。
洋服タグ用はアイロンを使わずとても簡単に衣類への名前付けができるので、使っているママも多いです。
そして衣類用のお名前シールは普通のお名前シールとしても使うことができるので、お弁当箱などの食器類や文房具類にも使えます。
ただの防水用だと衣類に使うとすぐに剥がれてしまいますが、洋服タグ用は他の物に貼っても大丈夫なのが嬉しいですね。
しかし、洋服タグ用は服の小さいタグのサイズで作られているため、大きなお弁当箱などにつけても少し目立ちにくいです。
お名前シール③アイロン用
お次はアイロン用のお名前シールを紹介していきましょう。
アイロン用のお名前シールは衣類専用のお名前シールで、アイロンの熱を使って布に貼りつけます。
アイロン用のお名前シールは他のお名前シールと違い、シールに付いている糊を熱で溶かして布に染み込ませるため、洋服タグ用のお名前シールと比べてとても耐久性が高く剥がれにくいです。
ただし基本的にアイロン用のお名前シールは、一度貼り付けると剥がれないように作られているため、誰かにお下がりさせる予定のある方は気をつけてくださいね。
お名前シール④算数セット用
幼稚園入園や小学校入学の時活躍するのが算数セット用のお名前シールです。
防水加工はされていませんが鉛筆やおはじきなど、細かいものに貼るものなのでとても小さく作られています。
文房具類は数が多いため、専用の算数セットがあるととても楽に名前付けができますよ。
お名前シール⑤フロッキーネーム
最後はフロッキーネームといって、フロッキー加工で出来たボコボコとした転写式のお名前シールです。
フロッキーネームは貼る時にアイロンを使って貼りつけますが、アイロン用のお名前シール同様、一度貼ると剥がれにくいので洋服をお下がりであげる予定のある人は気をつけましょう。
またフロッキーネームは他のお名前シールと比べてとても伸び縮みしやすい素材でできているため、通常のお名前シールだと剥がれやすい靴下や毛の長いタオルに使うのがおすすめです。
お名前シールのメリット
手書きと比べてお名前シールでの名前付けはお金がかかるのが最大のマイナスポイントですが、たった数千円でとても入園準備が楽で楽しくなります。
お名前シールを買えばよかった~と後悔したママは今まで何人も見てきましたが、買って後悔した人はほとんどいません。
それでは、お名前シールのメリットを5つ紹介していきましょう。
時短になる
手書きでの名前付けと比べて、お名前シールでの名前付けは圧倒的に時短になります。
入園前に名前付けが必要なアイテムは余裕で数十個を超えるため、それを全て手書きすると時間だけではなく手も疲れてしまい、1日で全て終わらせようとするととても大変です。
なので特に入園までの準備期間の短いママは、お名前シールの購入を検討してみてくださいね。
簡単に貼れる
アイロンを使って貼るタイプは少し手間ですが、タグ用のお名前シールを使えば衣類への名前付けが簡単にできます。
他にも小さい文房具への名前書きは手書きだと細いペンを使っても書きづらく大変ですが、シールなら貼るだけなのですごく楽です。
お名前シールはとにかく楽で時短になるので、毎日の育児や家事に追われているママにこそ使って欲しい便利アイテムですね。
簡単に剥せる
すぐにサイズアウトしてしまう衣類はお下がりで人にあげたり、フリマで売ったりする人も多いですよね。
そんな時、タグ用のお名前シールなら簡単に剥すことができるのでとても便利です。
これが手書きだと名前を消すことが出来ませんので、サイズアウトした衣類を人にあげる予定のあるママはタグ用のお名前シールを使って名前付けをしていきましょう。
子供と一緒に入園準備を楽しめる
子供の年齢によりますが、幼稚園や小学校への入学・入園準備なら、子供と一緒にシール貼りのように遊びながらやるのもおすすめです。
また、子供の好きな絵柄のお名前シールなら見てるだけでワクワクした気持ちになれるので、一緒に楽しいひと時を過ごせそうですよね。
お子さんが一緒に名前付けができそうな年齢なら、ぜひ一緒に好みのお名前シール選びからやってみましょう!
文字が読めない子供でも自分のものとわかる
子供が文字を読めるようになる目安は4歳頃と言われているため、小さい子供はお名前シールを貼っても自分の名前を読むことはできません。
ですが、子供はマークなどの絵柄を早いと2歳過ぎから覚えることができるのです。
ぜひお名前シールを選ぶ時は文字だけの簡易的なものではなく、これが自分のマークとわかるような絵柄付きのものを選んでみてくださいね。
手書きのメリット
- 安く名前付けができる
- サッと書ける
手書きで名前付けする時のメリットは上記2つです。
お名前シールに比べるとメリットが少なく感じますが、100均でお名前ペンを買えば110円だけで済む圧倒的なコスパが魅力。
また、追加で購入したアイテムへの名前付けにもペンでサッと書くことができるので、お名前シールを使う予定のママも1本持っていると重宝します。
それぞれをうまく使い分けて準備しよう
入園・入学準備の名前付けは、お名前シールを使った方が圧倒的に楽で可愛く、とても時短になります。
ただ気になるのはお名前シールにかかるお金ですよね。
費用を気にされるママは量の多い衣類や文房具類にはお名前シールを使い、普通のお名前シールだと取れやすい靴下・靴・タオルなどは手書きと使い分けるのがおすすめです。